平成24年7月10日
                                          北丹沢山岳耐久レース実行委員会

第14回北丹沢12時間山岳耐久レース(ダイジェスト)

第14回北丹沢12時間山岳耐久レースは1763名の選手がスタートしました。
その中には韓国からの海外招待選手2名、国内招待選手29名、神奈川大学山岳部4名等多彩な顔ぶれが集まりました。
大会は一ヶ月前より神奈川県山岳連盟トレイル委員長森茂さん、女子トップランナーの間瀬ちがやさん、NPO北丹沢山岳
センターの10名近いボランティアにより倒木の整理、登山道整備、林道の除石、草刈り等多くの労力と時間をかけてコース
の整備を行い今大会開催にこぎつけることが出来ました。

北丹沢12時間山岳耐久レース研究講座に申込み殺到
6月23日(土)24日(日)1泊2日の研究講座は48名(男子37名、女子11名)の参加申込みがあり、申込み締切り後も参加
希望の問合せが続く状態となり、北丹沢レースの関心の高さを物語るものでした。日本トップランナーの走りを間近に見られる
有意義な講座となりました。

間瀬ちがやさんデザインによる参加選手用Tシャツが人気
大会選手用2種類、役員ボランティア用1種類の計3種類のデザインを考えて頂き制作しました。
今年の、上野原トレイルレース・陣馬山トレイルレースもトレイルトップ選手のデザインTシャツを参加賞とします。

大会前日に韓国選手団7名を迎え、歓迎会を開催
大会会場内に設置された歓迎会場には大会関係者及び招待選手そして一般参加者も含め韓国選手を迎えにぎやかに歓迎会
が開催されました。
大会のコースの説明等を行い、大会当日の健闘を誓いあいました。
韓国への大会には北丹沢推薦の日本の代表選手3名がすでに決定されています。

大会開催により地元の旅館・ホテルに700名もの選手、家族が宿泊
 相模原市緑区、山梨県上野原市、道志村、八王子の旅館・ホテル・キャンプ場へ700名もの選手、家族が宿泊し地域経済の
活性化等の一助となりました。
 その他に、大会に参加する選手や選手の家族、サポーターが大会当日だけでなく年間を通じ試走し、地元のいやしの湯、休暇
村の食堂や周辺の店が利用されています。
 これも又地域経済の活性化等に大きな役割を果たしています。


大会の開会式に多くの来賓が激励に訪れた
 開会式はAM6:00から開始されましたが、早朝にもかかわらず・相模原市市長代理として緑区の高部区長・青根地域振興協
議会関戸会長・神奈川県山岳連盟大曾根会長・津久井観光協会秋本会長、青根財産区山崎会長・福田六花(医師)コーディネー
ター・招待選手が挨拶に立ち、選手に激励の言葉をかけました。
 当日受付開始が5:00の為、前泊を含め300名もの役員、ボランティアが3:00に目覚まし時計をセットし、会場に駆けつけ、
大会の縁の下として支えて戴きました。
 大会コース上の第1関門と第2関門には前日に多くの団体の方々が神の川ヒュッテに宿泊し、サポート致しました。
 大会最大の難所には神奈川県山岳連盟、神奈川大学山岳部、日本赤十字社神奈川県支部、雪稜登高会を配置し、各ポイントに
30団体近くの参加団体のサポーターを配置しました。
 6:30スタートは相模原市緑区高部区長、7:00スタートは青根地域振興協議会関戸会長の号砲によりコースに選手がとびだし、
日連囃子の陣太鼓と花火により大会の幕開けを盛り上げました。

大会では多くのボランティアが自分の役割をはたす
 会場での選手受付と選手へのうどん提供を、青根婦人会、青根体育振興会、青根地域振興協議会の協力があり、大会会場、
第1関門、第2関門には医師の福田先生・小林先生そして神奈川県柔道整復師会相模支部の方々での救護体制、スタート会場
では福田六花先生や野崎薬局(野崎光宏氏)の全面協力で事務局の体制が確立されました。
 第1関門の神の川ヒュッテではバナナ、きゅうりの提供に神の川ヒュッテ友の会、北丹沢山岳センター、道志村トレイルのメンバ
ー、東斐山岳会、藤野山岳会、城山山楽会が担当致しました。
現地にはコスチューム姿の応援団、家族の応援団、友人応援団等で賑わい選手と共に大会を楽しんでいました。
 第2関門では上野原トレイルサポートクラブによるバナナ、キュウリの一夜漬け、レモン付け等のサービスがされました。

大会の難所「風巻の頭」「姫次」で特別枠で緊急的に給水のサービス
 大会の難所「風巻の頭」「姫次」に雪稜登高会、神奈川県山岳連盟、神奈川大学山岳部を配置し、緊急的に給水のサービスを行
いました。
 この水は神奈川県山岳連盟と神奈川大学山岳部の2団体と蛭ケ岳山荘の管理人により、運ばれ「命の水」として選手より大変感
謝されました。
 稜線分岐の平丸分岐には横浜のNPO野外活動推進事業団の役員が配置されました。

大会会場ではスタートよりゴールまで切れ目なく選手と応援者で賑わった
 トップ選手のゴールからPM7:00まで切れ目なく選手がゴール、多くの応援者と共に終日賑わいました。
 会場周辺ではJR中央線藤野駅行きや各駐車場行きのバス10台、各旅館等の送迎用バス、自家用車1100台等が行き交い、
出店業者10社がテントで自社製品の販売PRを実施していました。
 総合優勝はコースレコードの4時間06分28秒で小川壮太選手が初優勝しました。女子は5時間33分54秒で昨年の陣馬山
トレイルレースの優勝者山口季見子選手が北丹沢初優勝を飾りました。
12時間制限内でゴールした選手は1509名となり、完走率は85.53%となりました。