限界集落を超えて、神奈川県の水がめを守る
(北丹沢フォーラムの成果報告)


平成24年10月21日
北丹沢山岳センター 理事長 杉本憲昭記





司会は地元福前健康体操の森川富子さん

 10月21日(日)の北丹沢青根の郷は快晴に恵まれ、秋の訪れを告げる紅葉が色づき始めた青根休暇村センターで午後1時より北丹沢フォーラムが開催されました。
 会場には地元を始め、仕事関係者、山岳関係者、登山者、一般人等約40名の参加がありました。
 フォーラム主催者を代表し、北丹沢山岳センター理事長が挨拶に立ち、フォーラムの主旨や提案がされました。

 地元を代表し青根地域振興会の天野真一理事長より、村の人口が10数年前は1500名であったが、今では500名となり今限界集落に陥らない様努力している旨の話がありました。

 続いて神奈川県環境保全センターより丹沢大山再生委員会作成の資料により、山の現状についての説明があり、参加者より積極的な意見が寄せられました。

 続いて地元で森林業を営むサトウ草木社長より丹沢山塊の山は木材を利用するより、空気と水を守り、水源地としての大きな役割を果たしているとの発言がありました。

 蛭ケ岳山荘の梶原管理人より神奈川県の最高峰の蛭ケ岳山荘より下を見るとその美しさは最高であるが、山の崩壊がいたるところで目立ち、このまま放置すれば大変な事態になるとの発言がありました。

 地元でキャンプ場を経営しているこのま沢キャンプ場の井上社長よりバスの不便さが地域の仕事、通学にも大きく影響し、訪れる人にもマイナス面が多いと交通対策の必要性を訴えられました。

 神の川ヒュッテ友の会加藤博恵会長より、神の川源流の広河原で毎年行っている植林活動とシカ柵設置の活動、登山道の整備等自然を守っているボランティア活動についての説明がありました。

 土木建設業の小俣興業社長より2年前の11月より翌年3月まで蛭ケ岳山頂周辺の登山道整備等の仕事を神奈川県より請負、厳しい仕事だが楽しみも沢山あり、自然保護の仕事に従事できるやりがいについて説明がありました。

 続いて、地元で限界集落をくい止めている2年前にオープンした特別養護老人ホームの石橋正和施設長より、120名が暮らしているホームでは、山里の人々との触れ合い、自然の中での生活に対し感謝の報告がされました。

 以上7名の報告者より地元での取り組み、山と共に生きていることの感謝と積極的な活動報告がされ、神奈川県での丹沢大山再生の取り組みが評価されました。

藤野山岳会前遠藤勝己会長より 未来に向けてがんばろうとしめくくりのあいさつ。
フォーラムの最後には40名の参加者全員が、一言発言し、これからお互いに活動することを確認し、休憩なしでの3時間のフォーラムを終えました。




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